電気で働くアシスタント

設計のアシスタント

CADはもともと設計支援プログラムです。コンピュータ自体、砲弾の弾道計算用に開発されたと聞きます。

Computer Aided Design

CADは図面清書機械という印象を持たれているようですが、実は清書が苦手で設計のほうが得意です。土木業務でいえば、測量計算、線形計算、安定計算、数量計算業務などにあたります。市販の汎用CADで土木設計業務に対応したものは見あたりませんが、測量の専用CADなどはもともと測量ソフトなどから派生したものがあるようです。

業務用CADは、測量データ、設計データをもとにCAD図面を起こしてゆく方法です。

汎用CADを使う場合はこれとは逆に作図を先に行って、設計計算に入ります。設計計算は内蔵の表計算機能や、簡易プログラミング、もしくはexcelとかを使うことになります。AUTOCADなどはアドオンソフトとかいって、CADをベースにいくつかの設計支援ソフトが開発されているそうです。

ここに示した設計計算例では、主な計算機能はexcelに持たせて、CADは断面数量の算出に用いました。