CALS

現場でCADに求めるもの

まずは平面測量図、実施平面図を正確に描けることと測点の座標管理ができることです。

丁張りはトラバース点から光波測距器で位置出しするので、各トラバース点の管理が必要です。自分は平面図がもっとも重要と考えていますので、トラバース網も上場測量図も平面図ファイルにレイヤ配置しています。平面図から概略横断図をペーロケで作成することはできますが、縦横断図から平面図は作れません。

事務所大掃除に廃棄処分する図面も展開図、構造図、横断図の順です。縦断図と平面図は年限がすぎていてもなかなか処分できません。最後に残るのは丈量図です。これは廃棄処分の対象外だとおもっています。

ですからまずどんな込み入った平面図でもストレス無く処理できるのが理想のCADです。

(業務用ソフト)
自分は本格的に使ったことはありませんが、測量設計コンサルタント用に業務用ソフトがあるようです。測量から線形計算、擁壁安定計算、水理計算、数量計算、登記関係書類作成などの各業務を効率よくこなすためです。

実は少しさわってみたことがあります。印象としては流れ作業向きだなと感じました。毎回同じ業務をこなす場合は業務用ソフトが便利でしょうが、滅多に使わない機能であれば、excelや手計算のほうが手になじむようです。

結局自分で計算内容が分かっていなければ、なにを使ってもだめなのでした。

↑コルゲートパイプ流量計算図