ショートカットキー

(ショートカットキーは英数入力になっていないとうまく機能しません)

※(***)を押すとコマンド画像にジャンプします

【取り消し】

やり直しコマンドは間違えた場合に使うのはもちろんですが、シミュレーションや検討の場合にも使います。
以前MiniCADからVectorWorksへのヴァージョンアップの際にもっとも評価の高かった機能アップがこのやり直しコマンドの回数アップだったといいます。
それまでは1回しか戻ることができなかったのです。
まちがいの訂正だから1回戻れば十分と誰しも思います。
わたしもそうでした、一回で十分、そう何回戻ってもしようがないと思っていました。
でも違いました。

いまは何回でも(コマンド+Z)をかちかちやっています。
ミス操作というものを勘違いしていました。
間違ったか正しかったかは設計者本人にはすぐには分かりません。
間違いは結果が画面にあらわれてはじめて自覚できるものだったのです。

擁壁の目地材を10mごとに配置してみたけど端数がでるのでやっぱり4分割に変えた。
横断図1枚に4断面並べてみたけどやっぱり窮屈。
ボルトがウェブ鋼材の後ろに隠れているはずなんだけどと、あちこちの面図形を剥がしてみる。

どれも、どちらが正しいとか間違っているとか決めつけられない事柄ばかりです。
設計にはこういう迷った操作が多いのです。
気軽に訂正とは、気軽にトライアルできる環境でもあります。
なんどでもやり直しがきくのがコンピュータの気楽なところです。

【原寸表示、用紙表示】

ホーム画面としておもに用紙の全体表示(コマンド+4)を使っています。
CADでは画面縮小より画面拡大が扱いやすいので、
画面位置の移動はまず画面をめいっぱい縮小して移動箇所を探し、
そこを何回か拡大するという手法をとります。
ですからめいっぱい画面縮小するために(コマンド+4)となるわけです。

画面表示を拡大操作でおこなうのはかんがえてみれば当たり前のことです。
画面縮小は見えない部分を表示するのに対し、画面拡大は見えている部分を拡大するのです。
画面エリアが確実に矩形指定できる画面拡大がメイン操作になるのは当然です。
ちなみに拡大には虫眼鏡ツールをつかいます。

【複製は(コマンド+D)】

コピーは生命の基本機能だそうです。
細胞分裂とか種の存続だとかすべてはコピーから始まります。
ですからひと真似とか盗作だとかがふつうの生き物で、
創造性などといういうのは突然変異に当たるのだそうです。
足が奇形のインパラはかわいそうに産まれていきなりハイエナの餌食。
創造性では生きてはゆけないということですね。

生命の細胞分裂にいちばん近いのがこの複製コマンドでしょう
この操作ではクラス、レイヤ、位置すべて同じに複製されます。
福笑い流ではコピーが基本なので、
直線もテキストも図郭も方位記号もすべてどっかからコピーしてきて使います。
同じレイヤ内だとこの複製コマンド、別のレイヤとか別のファイルからだとコピー&ペーストです。
結局、直線ツールとか多角形ツールとか、製図用具に触れることなしに図面が仕上がってゆくのです。

【パンツール(スペース)】

VectorWorksV9からコマンド中でもスペースバーでパンツールが使えるようになりましたが、
英数入力にしていないとうまく機能してくれません。
もとが米国のソフト、いまは独国籍のソフトですから日本語には冷たい。