参考例

自分はCAD製図でも独学かつ自己流でしたが、それでも測量設計コンサルタントというお手本が近くにありました。
しかしここで紹介する工作には手元にお手本はありません
CAD製図の場合よりさらに自己流で、習ったことはおろか工作の類似品すらほとんど見ずにつくっています
外国の例ですが、数少ないお手本のひとつを紹介します
100年以上前のパリ万博の頃の模型だそうです

橋門工の部材写真

機械館

ただで作ってもらえる公共施設を個人でつくる事例が少ないのと同じように、橋やダムの1/100縮小模型を本格的に作っても商売にも趣味にもなりません
しいていえば鉄道模型のジオラマがそれにあたりますが、材質自体がプラスチックや粘土ですし、設計図面どおりに補剛材やダイヤフラムなどの内部構造を持っているわけではありません

そもそも一般には公共施設の設計関係資料自体が入手困難です
台車で運ぶほどの設計報告書やA1で100枚以上にもなる詳細設計の図面を入手できるひとは限られています
大学などの研究機関であるいは構造検討模型が製作されているのかもしれません
またプラントや大型建造物などの製造業に近い分野では、構造検討のために実物の縮小モデルがつくられているようです
しかし残念ながら制作方法などはあまり紹介されてません

ですからここで紹介する橋梁模型(工作)自体は完全自己流です
普段もっと精巧で効率的な製作をなされている方にはあまり参考にならないのかもしれません
あくまで工作の初心者の方が対象とお考えください

銅製のアーチ橋