(2)設計に用いる温度変化の範囲は次のとおりとし、構造物における温度の昇降は基準温度の差として
考慮するものとする。ただし、温度変化の範囲は、とくに検討した場合には実状に応じて定めることができる。
4) 可動支承
可動支承の移動量算定に用いる温度変化の範囲は、(2)の1)、2)、3)
の規定にかかわらず表−2.1.17を用いる。
表−2.1.17 可動支承の移動量算定に用いる温度変化
橋 種 | 温 度 変 化 | |
普通の地方 | 寒冷な地方 | |
鉄筋コンクリート橋 プレストレストコンクリート橋 |
−5°C〜+35°C | −15°C〜+35°C |
鋼橋(上路橋) | −10°C〜+40°C | −20°C〜+40°C |
鋼橋(下路橋および鋼床板橋) | −10°C〜+50°C | −20°C〜+40°C |
(3)設計に用いる線膨張係数は、次のとおりとする。
1)鋼構造物における鋼の線膨張係数は12×10^(-6)とする。